Actions

インストール - LimeSurvey CE

From LimeSurvey Manual

This page is a translated version of the page Installation - LimeSurvey CE and the translation is 95% complete.
Outdated translations are marked like this.
メモ : このインストールの説明は、バージョン 2.0 移行に対応しています。1.92 以前の古い説明はここ、更新についてはここを参照してください。

概要

LimeSurveyプロジェクトは、2 通りのインストール方法を準備しています。

  • ご自身の Web サーバー :
    この場合は、このページのステップ 1 から説明に従ってください。
  • ローカルの Windows パソコン :
    (主にパフォーマンスや開発・テストのために)アンケートをパソコン上で作り、あとで Web サーバー上の LimeSurvey にアップロードしたいという場合、ローカルのパソコンに LimeSurvey をインストールしたいということがあるでしょう。この目的のために、LimeSurvey の特別なパッケージ――Web サーバー、データベース、LimeSurvey アプリケーションをまとめたものと、そのインストール手順を用意しています。

Web サイトで LimeSurvey を利用できるか確認する

サーバーが以下の追加要件を満たしていることを確認してください。

インストール中に、最小要件のチェックも行います!

LimeSurvey 6.x の最小要件セット :

  • 最小 250 MB のディスク空き容量。
  • MariaDB 10.3.38 以降、MySQL 8 以降、Microsoft SQL Server 2008 以降、Postgres 12 以降のいずれか。
  • PHP バージョン要件:
    • LS 6.x (PHP 7.4.x から 8.x まで)
    • LS 5.x (PHP 7.2.5 から 8.0.x まで)
    • LS 3.x (PHP 5.5.9 から 7.4.x まで)
  • php.ini の`short_open_tag` は `ON` に。
  • 次の PHP モジュール/ライブラリを有効に :
    • mbstring (マルチバイト文字列関数) 拡張機能library.
    • PDO データベース ドライバー。MySQL (pdo_mysql または pdo_mysqli) 、Postgres (pdo_pgsql) 、 MSSQL ( Windows 版 pdo_sqlsrv または Linux 版 pdo_dblib) のいずれか
    • また、一般的なすべての PHP デフォルト ライブラリを有効に
      • hash
      • session
      • openssl または mcrypt
      • fileinfo
      • SimpleXML
      • など …
メモ : Linux から dblib PDO ドライバーを使ってWindows Server上の MSSQL データベースに接続する場合、基礎となる FreeTDS を正しく設定する必要があります。詳しくは、トラブルシューティングページを参照してください。

PHP 拡張の設定 :

多くの場合、Web サーバー提供者またはシステム管理者が、これらオプション コンポーネントについてサポートしてくれるでしょう。

Microsoft の IIS サーバーで実行したい場合は、XP に IIS とともにインストール が役に立つでしょう。

ブラウザの互換性

アンケート回答者側は、現在、IE11(イントラネットモードを除く)と、Edge、FireFox、Chrome、Opera など、比較的新しく、また同等で、JavaScript を有効にしたブラウザをサポートしています。

管理者側は、現在、Edge や FireFox、Chrome、Opera など比較的新しく、また同等で、JavaScript を有効にしたブラウザをサポートしています。管理者側では、Internet Explorer はすでにサポートをしていません。

画面サイズ

アンケートの回答に適した(360 × 640 ドット以上)任意のサイズをサポートします。 LimeSurvey 管理ページの最小画面解像度は、1280 × 1024 ドットです。

LimeSurvey 向けのホスティング

LimeSurvey は、PHP と MySQL を提供している多くのホスティング会社のサーバーで動作するはずです。インストール済みの LimeSurvey を利用したいのであれば、 LimeSurvey Cloud でお試し利用ができます。もしくは LimeSurvey 対応ホスティング会社一覧をご確認ください。

LimeSurvey パッケージをダウンロード

最新安定版 LimeSurvey の zip パッケージ (gzip、bz2、7zip のパッケージも用意しています) をダウンロードし、ローカルディスクに保存してください。

LimeSurvey のパッケージを解凍する

お好みの解凍ソフトで zipファイルを解凍し、任意のディレクトリー ( フォルダー ) に展開します。ファイルの解凍の際、ディレクトリー構成を維持したまま展開してください ( ほとんどの解凍ソフトでデフォルトの動作ですが ) 。インストールするディレクトリのパス名には、特殊文字の「(」や「)」を含めることはできませんが、空白文字は含めることができます。

サーバの情報を集める

Web サーバーに正しく LimeSurvey をインストールするためには、次の情報を集める必要があります :

  • スクリプトを置こうとしている Webサイトの URL ( 例 : 'http://my.domain.com/limesurvey' )
  • スクリプトを置こうとしている物理ディスク内の場所 ( 例 : '/home/usr/htdocs/limesurvey' )
  • データベースサーバーの IP ネットワーク上の場所 ( 例 : localhost )
  • データベースサーバーが非標準ポートを使用している場合は、そのポート番号
  • データベースサーバーのユーザー名、パスワード
  • 多くのホスティング企業では、スクリプトでデータベースを作成することはできず、ご自身の手作業で行わなければなりません。そのような企業を利用する際は、データベース ( 例 : limesurvey ) を作成します。

Web サーバーにファイルをアップロード

FTP プログラム ( 例 : Filezilla ) で Web サーバーに接続し、スクリプトを置くディレクトリーを作ります。その中に、ディレクトリ構造を維持した状態でファイルをアップロードします。バイナリーモードでファイルをアップロードを ( FTP プログラムの設定で ) 確認します。ASCII モードでのアップロードは、一般的でないエラー ( インストール中に 'class not found' エラーなど ) の原因となったり、画像を正しくアップロードできなかったりします。

ディレクトリーの権限を設定する

スクリプトを正しく動作させるために ( 特に Linux のような unix 系システムにおいて ) いくつかのディレクトリーに適切なアクセス権を設定する必要があります。

  • "/limesurvey/tmp" ディレクトリー ( および、その中のサブディレクトリーとファイルすべて ) は、インポートとアップロードに使います。Web サーバー実行ユーザーに「読み取りと書き込み」権限を設定する必要があります。
  • "/limesurvey/upload/" ディレクトリー ( および、その中のサブディレクトリーとファイルすべて ) も、画像やメディアのアップロードができるよう Web サーバー実行ユーザーに「読み取りと書き込み」権限が必要です。
  • "/limesurvey/application/config/" ディレクトリーもWeb サーバー実行ユーザーに「読み取りと書き込み」権限が必要です。
  • その他のディレクトリーは「読み取りのみ」で構いません。Linux・Unix では、/limesurvey/admin ディレクトリー内の各ファイルを「読み取りのみ」に設定したいことでしょう。
  Linuxでは、権限の設定は Web サーバーの設定に依存します。例えば、Apache HTTPD を CentOS で使っている場合は、chmod -R 755 <directory> ; chown -R apache <directory>と入力します。これで全員に「読み取り」権限が与えられ、Web サーバー ( の実行ユーザー ) に「書き込み」権限が与えられます。Linuxの権限設定について、詳しくはこちらのリンクを参照してください。


データベースユーザー作成する

データベースとその中のテーブルは LimeSurvey が作成します。これを行うには、データベース ユーザーのユーザー名とパスワードが必要です。一般的に、以下の権限を持つデータベースユーザーを作ることを推奨します。

- MySQL : SELECT、CREATE、INSERT、UPDATE、DELETE、ALTER、DROP、INDEX

- PostgreSQL : SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE、TRUNCATE、TRIGGER

- Microsoft SQL Server : 「不明 - この情報がわかる方は、ぜひ情報を入力してください。」

インストールスクリプトを実行

"example.org/limesurvey/admin" を開きます。すべて正しく設定していれば、LimeSurvey インストーラーが開始するはずです。あとは指示に従うだけです。データベースを作成する、データベース内にテーブルを作成する、いずれか両方かを聞かれます。LimeSurvey は、データベース内に必要なテーブルを作成します。

はじめて管理スクリプトに接続する

インストールが終わったら準備完了です! ブラウザーを開き、LimeSurvey 管理画面の URL を入力します。ファイルを保存したディレクトリー名を「limesurvey」としたとすると「 http://www.example.com/limesurvey/admin 」のような URL になります。

ログイン画面が表示されるはずです。( インストール中に変更していなければ ) デフォルトのログイン認証情報は次の通りです :

ユーザ名 : admin
パスワード : password

ログイン後、初期パスワードを変更するよう求められます。あとは楽しんでください!

さらなる設定

キャッシュ

LimeSurvey はデフォルトで Yii ファイルキャッシュを使います。が、他のキャッシュエンジンを使う設定もできます。他の利用可能なキャッシュ :

  • Memcached
  • Redis
  • WinCache
  • XCache

詳しくは、Yii ドキュメントを参照してください。

LimeSurvey 4.0.0 以降では、ExpressionScript で計算をキャッシュすることができます。これにより、アンケートの複雑さに応じて大幅なスピードアップが実現できます。emcache を有効にするには、config.php ファイル ( のコンポーネント配列 ) に追加します。

'emcache' => array('class' => 'CFileCache'),

メインの Yii キャッシュと同様に、他のキャッシュシステムも使用できます。

emcache はランダム化したアンケートと互換性がなく、その場合は自動的にオフになります。

何か問題が起きたらどうする ?...

すべてのコンピュータープログラム同様、 LimeSurvey もこの手順通りでたいていは動きますが、そうでないときもあります。原因はいろいろありうるので、ここには書ききれません。何か問題が起きたら、まずインストールについてのよくある質問を参照してください。そこで答えが見つからなければ、発生した問題とすべてのエラーメッセージを LimeSurvey フォーラムに投稿し、( LimeSurver Cloud の利用者であれば ) サポートチケットを開くか、Discord チャネルに参加してください。